「荒川光のブログ」の下書き

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「意志力」を温存しよう 一番大事な場面で最大限に発揮できるように

 

「意志力」なる力があることを最近知りました。

あまり聞きなれない言葉ではないでしょうか?

 

「意志が強い」などの言い方は日常耳にすることがあります。

意志力とはその意志の力。

何かを成し遂げようとする気持ちを発揮する力のことだそうです。

 

この意志力は寝ている間に回復し、起床後には最大の力を発揮できます。

しかし日中の活動で意志力を使うたびに少しずつ消耗していき、時間とともに減少していきます。

つまりバッテリーの電力と同じように意志力にも「量」の概念があるようです。

 

私は今まで意志の強い弱いは性格によるものであり、強い人は常に強いし、弱い人は常に弱いものだろうと考えていました。

 

しかし実はそうではなく、同じ人であっても自分の中に意志力がどれくらい残っているかによって発揮できる力が変わってくるそうなのです。

 

本当ですかね?

何か根拠があるのでしょうか?

それとも「そのように考えてみよう」という提案が、科学的な事実であるかのように語られているだけなのでしょうか?

 

詳しく調べてみたわけではないので根拠のほどは分かりません。

しかし面白い話には違いないので、上に書いた意志力の特性が事実であることを信じて、意志力の量を自分でコントロールしながら生活するようにしてみようと思っています。

実験的にですね。

実験が好きですので。

 

そして意志力の節約のためによく提唱されているのが、どうでもよいことのために無駄に意志力を消費しないということです。

どうでもよいことの例としては「今日はどんな服を着て出かけよう」とか「何を食べよう」などがそれにあたります。

スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたことは有名な話ですよね。

同じ服を何着も持っていて毎日それを着ることに決めておけば、今日は何を着ようかと悩んだり決断したりする必要がなくなります。

それによって少し意志力の減少を抑えられるというわけ、だそうですよ。

 

「はっはっは、おかしな人だね」と思いますか?

私はちょっと思いますね。

「どれだけ意志力の総量が少ないんだよ」

「どれだけ倹約家なの?」

と。

 

ただ相手が相手ですからね。

私なんかが1000人集まって笑ったところでジョブズには勝てません。

 

またお金の場合がそうであるように、意志力も節約するだけでは意味がありません。

どこでそれを使うかが重要なのです。

もちろん意志力は自分の一日の中で最も大事な決断をする場面で発揮するべきでしょう。

自分の仕事内容やライフスタイルを一度振り返ってみて、何に重点を置くべきか整理してみると良いと思います。

今日初めてデートをするなんていう女の子だったら「何を着て行こうか?」はとても重大なことかもしれませんしね。

 

ちなみに私の場合はどうでしょうか?

驚きましたよ。

私には一日を通して重大な決断をしなければならない場面などなかったのです。

なんということでしょう。

 

まず私の日常にデートなどという華やかなイベントは発生しません。

また仕事で大事な決断が必要になることもありません。

体を酷使する仕事なので「意志力」よりも「体力」の温存の方がはるかに大切なのです。

 

私が最も意志力を要する場面というのは、仕事帰りに寄るスーパーで酒やビールを買わないことなのでした。

なんとも情けない話です。

スティーブ・ジョブズが毎日どれほど重大な決断をしてきたか、そのためにどれほどの意志力が必要だったのかを考えると、酒を我慢するために一日で最大の意志力を使おうとしている自分が本当に情けない。

 

あなたはきっと、もっと気高い目標のために意志力を使われることでしょう。

毎日同じ服を着て、せっせと意志力を節約してくださいな! っと。